日本語における意味の限定の仕方の一例。全体的か部分的か。ー例文「数えられない物質」ー

 例えば、「数えられない物質」と言うと、1)物質全般が数えられないもの(全体的)か、2)物質のなかにある数えられないもの(部分的)か、の二つの意味が考えられるとおもうが、この混同を避けて2)の意味に限定したい場合は「数えられないような物質」とすればよい。まだ意味の限定としては弱いだろうか。「物質のなかの数えられないもの」とすれば一目瞭然だろうか。
 発音に関してだと、1)の意味の場合だと比較的平坦に発音するが、2)だと「ない」あるいは「ない」の「い」を強調するようにおもう。